退職者の本音の退職理由は、会社にとっても貴重な意見。
皆さんは本当の退職理由を認識していますか?
今回は、退職理由TOP3と改善のコツをご紹介いたします。
第3位「社風や風土が合わなかった」
実際企業に入社して働いてみないとわからない、社内のこと。
入社後なんだか自分には合わないなと退職してしまう人も。
SNSなどで自社の雰囲気や日常を少しずつ掲載することで改善できる理由の一つですね。
第2位「給与が低かった」
入社後の昇給昇格などで、なかなか給与が上がらないと
他の企業で自分の実力をもっと認めてほしい。
実力に見合った給与が欲しいと思うのは皆同じです。
しっかりと評価を行うことが必要になってきますね。
第1位「人間関係が悪かった」
誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
職場の人間関係は、労働者にとってとても重要視すべき部分です。
中立の立場でしっかり話を聞いてくれる人事担当者を設ける等、話をしやすい人を設置するのも一つだと思います。
\手順とコツ/
1、本音を聞き出す
2、分析する
3、改善する
1、本音を聞き出す
退職者の約70%が本当の理由を告げずに退職へ至っています。
本音を聞き出すことは非常に難しいですが、今後の組織改善の為しっかりと情報を引き出すのが大事です。
退職後1~3ヶ月ほど経過したタイミングで「社内改善を行いたい」と素直に目的を伝え謙虚な態度と姿勢で退職者へ話を聞きましょう。
退職後すぐだとまだいろいろ不安を抱えている可能性もあるため、冷静になっているタイミングで話を聞きましょう。
また、話を聞く場所はカジュアルな雰囲気の場所をお勧めします。
緊張状態で来ることが想定できるため、軽くご飯を食べながらなどリラックスできる環境を作ってあげ、「聞く」に徹しながら本音を聞き出していきましょう。
相手を責めたり否定的な発言は控えてください。社内改善に生かす為、あくまでも退職理由を「聞く」姿勢を忘れてはいけません。
2、分析する
本音を聞き出せたあとは、原因を分析していきましょう。
同じ条件下でも「やめない人」と「やめる人」がいる為、なぜその人が「辞める」という決断に至ったかを話を聞きながら考えていきます。
転職を決めている人へはどうして転職に至ったのか聞いてみるのもいいと思います。
3、改善する
それぞれの退職理由に対して、今後同じことが起きないように改善してくことが企業の定着率へ繋がっていきます。
コミュニケーションの見直しや、同業他社との比較、社内アンケートの実施など必要な改善を行っていくことが大事です。
退職するには人ぞれぞれ理由があります。
戦力となる社員の損失は企業の損失でもあります。
しっかりと本音を聞き出し、改善策を具体的に取り組み、離職防止や定着率へ繋げていきましょう。